【お悩み解決】上の子の赤ちゃん返りの対処法
ご自宅に伺い、出産後の母乳育児ケアをしていると、
「上の子が赤ちゃん返りして、
赤ちゃんより上の子の方が手がかかります」
「上の子の方が夜泣きする
ようになってしまって・・・」
「一人でトイレできるようになっていたのに、
またおむつに戻ってしまいました」
というご相談を受けることがあります。
いわゆる、赤ちゃん返りですね。
睡眠不足の中、赤ちゃんのお世話も大変
そんな中での上のお子様の赤ちゃん返りは
ママにとって悩ましいですね。
今日は、
「上の子の赤ちゃん返りの対処法」
について、お伝えしたいと思います。
まず、
『妊娠した後、
赤ちゃんが生まれた後の
上のお子様の気持ち』
はどんな気持ちなんでしょうか?
「赤ちゃんって小さくてかわいい」
「赤ちゃんのお世話してあげよう」
「ママが大変だから、お手伝いしよう」
赤ちゃんを抱っこしたがったり、
せっせとおむつをママのところに持ってきたり、
そんな一生懸命な姿をよく拝見します。
赤ちゃんを受け入れたい気持ちもあるんです。
その一方で、
「ママは赤ちゃんのお世話に夢中。
赤ちゃんの方が大事なの?」
「赤ちゃんはいつも抱っこしてもらえる。
ママを赤ちゃんにとられた。」
「ママは赤ちゃんのことが好きなんだ・・・」
もうひとつは、ママは自分のことを好きかどうか不安で確かめたい気持ちがあります。
小さいお兄ちゃん・お姉ちゃんの心は
不安定に揺れているんですね。
思わず、
「お兄ちゃん、お姉ちゃんなんだから!」
「〇〇ちゃんは自分でできるでしょ?」
「ママを困らせないで」
「赤ちゃんが寝たから静かにして」
言ってしまうこともありますね。
上のお子様の気持ちを知り、
対処法を知っていると、
ママや家族の心構えができます。
もちろん、完璧にできなくても大丈夫!
知っているだけでも、
お子様への対応が少しずつ違ってきます。
『赤ちゃんが生まれた後の
上のお子様の行動は?』
①赤ちゃん返り
わたし、ぼくも赤ちゃんになっちゃおう!
そしたら、ママは赤ちゃんと同じように
可愛がってくれるはず。
②やっつける
ママをとった赤ちゃんにいじわるしちゃおう!
③ママの気持ちを引く
わざと困らせるようなことをする
怒らせてでも、ぼく、わたしを見て!!
『対処法』
①上の子が赤ちゃんだった時のお話をしてみる
「〇〇ちゃんも赤ちゃんの時は、
こんな風にいっぱい抱っこされていたのよ」
上のお子様は覚えていないでしょうが、
いっぱい抱っこされたんだ!
いっぱいお世話してもらってたんだ!
と、感じます。
②おっぱいやおむつ、お風呂など、
やってみたいことを体験させてあげる
「○○ちゃんだって、
赤ちゃんになりたくなっちゃうときもあるよね」
おっぱいを触らせてあげたり、
おむつを付けたがったら、はかせてあげたり、
やってみると、満足してくれることもあります。
気に入って何度もねだることもあるかもしれませんが
いつかは飽きてくれます・・・
③上のお子様だからこそできる
お手伝いをしてもらう
「○○ちゃん、おむつ取ってきて!
ありがとう♡」
上のお子様も赤ちゃんとの生活を受け入れようと頑張っています。
お手伝いをしながら、
お兄ちゃん、お姉ちゃんになることを
受け入れていきます。
④上のお子様の様子を見て、
お子様の気持ちに寄り添い、言葉にしてみる
「赤ちゃんが生まれて、
前みたいに一緒に遊べないのがつまらないね」
「大好きなママが赤ちゃんに取られちゃうみたいに
思っちゃって、いじわるしたくなっちゃったね」
ママに気持ちを分かってもらえると、
上のお子様も安心します。
赤ちゃんは寝ている時間も多いので、
その間にママが上のお子様とお話したり、
スキンシップをとってあげると安心します。
だからといって、上のお子様を優先しすぎると、
有能感、優越感を高めてしまうことも
あるようです。
上のお子様の赤ちゃん返りで大変な時、
ママはできるだけ休めるように
様々なサポートを使っていただきたい
と思います。
今日もお読みいただきありがとうございました!
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