【お悩み解決】断乳の方法
いつもブログを読んでいただき、ありがとうございます。
助産師の坂田陽子です!
今日は
そろそろ断乳しようと思っているママに断乳の方法をお伝えします!
断乳と卒乳
断乳
ママの意思や都合で授乳をやめることを断乳と言います。
卒乳
子どもが自然に母乳を欲しがらなくなることを卒乳と言います。
断乳はいつするの?時期は?
いつ断乳をするか?ですが、参考になる目安は以下の通りです。
1.生後9か月以上
2.離乳食(補完食)で栄養がある程度摂れる
3.ストローやコップなどで水分が摂れる
4.おっぱいにトラブルがない
5.協力者がいる期間(連休やパパのお休みに合わせて)
6.ママやお子様が体調を崩しやすい夏場や冬場を避ける(お子様が病気になると、水分や食事は摂れないのに、母乳だけは飲むということが多いです)
断乳のきっかけ
断乳をするママに断乳しようと思ったきっかけを聞くと、
復職する前に断乳したい
2人目の妊娠を考えて・・・
子どもが離乳食を食べない
ママが病気になり、治療のために薬を飲まなければいけなかったり、入院することになった
このようなことをきっかけに断乳を考える方が多いようです。
WHOは、2歳以降も授乳をすることを推奨しています。2歳になる前に自然に卒乳する子もいれば、2歳になってもまだまだ授乳をやめる様子がない子もいます。お子様それぞれにペースがあって、心も身体も準備ができたときに、自然に授乳をやめていくという卒乳という方法を選んでもいいのです。
そして、もし断乳を選んでも、期間に関係なく、母乳育児をした自分を褒めてあげてくださいね!
授乳をやめる!と決断しても、いざ終わりになると、さびしい・・・
泣いている子どもを見て、罪悪感を感じる・・・
絶対に断乳をしなければいけないのならやるしかありませんが、後戻りすることだってできます。
迷っているときには、信頼できる助産師や授乳の専門家に相談してみましょう!
断乳前・断乳後のケア
事前準備
子どもと話し合って、おっぱいをやめる約束をします。(約束の意味が理解できるようになるのは、3歳以上だと言われています。個人的な感覚ですが、3歳以下のお子様でも言って聞かせると分かっているような気がします。)事前に予告しておくことで、ママとお子様の心の準備をしておきましょう。
徐々に授乳回数を減らしていきましょう。2~3日おきに1回ずつ授乳回数を減らしていきます。そうすることで、乳汁分泌が徐々に減っていきます。
急にやめず、余裕をもって断乳の設定をしておくと、身体の負担が少なく、トラブルを防ぐことができます。
断乳1~2日目
張って痛みをかんじるとkに搾乳をします。自分が快適に感じる程度です。搾りすぎないようにだけ気を付けてください。
胸を締め付けすぎず、おっぱいを支える少しサイズが大きめのブラを使用します。
水分摂取を控えることはせず、塩分を控えめにしましょう。
乳房の腫れが辛いときは、アイスノンや保冷剤などで冷やします。
断乳3日目
1度しっかり母乳を搾りきります。
お胸が痛いと搾るのもなかなか大変です。このとき、母乳外来を受診したり、出張助産師の力を借りても良いでしょう。
断乳4~9日目
胸が張って辛いときだけ搾ります。
断乳10日目
もう一度母乳を搾ります。
心配な時は、母乳外来の受診や出張助産師の力を借りてくださいね。
断乳前の授乳回数や母乳量によって対応方法が多少異なります。心配な方は助産師にご相談ください。
専門家に相談しましょう
断乳時の胸の痛み、乳腺炎などのトラブルを防ぐために、母乳外来の受診や助産院でのケア、出張助産師のケアをお勧めします。
断乳後のお子様のケア
日中は公園に行って一緒に遊んだり、たくさん触れ合いましょう!
「おっぱい」とねだられる前に、前もって栄養のあるおやつを与えてみましょう。
寝る前にお茶などで十分に水分補給をしてあげましょう。
寝る前に絵本やお歌で寝かしつけをしてみましょう。
断乳時の寝かしつけの時期はパパにお願いしてみましょう。
参考文献
母乳育児スタンダード
母乳育児が必ずうまくいく本
今日もお読みいただきありがとうございました!
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