ブログに訪問いただき、ありがとうございます。
助産師の坂田陽子です。
先日、「母乳が出すぎて困っています・・・」というご相談がありました。
今日はその対処法についてお答えしようと思います。
母乳がたくさん出るなんて羨ましい!贅沢な悩み!!
そんな声も聞こえてきそうですね。
でも、赤ちゃんが飲む量以上に母乳が作られると、常にお胸が張って大変です。
また、授乳後にも乳汁が長く滞っていると、乳腺炎になる可能性もあるんです。
母乳の出すぎで困っているママ必見!
母乳の出すぎに対処する方法をお伝えします。
搾乳のしすぎはNG
授乳後に搾乳しすぎると、もっとたくさんの母乳が必要だ!という指令が脳から出ます。
お胸が張って辛くて搾乳しているのに、さらに母乳を作り出してしまい、悪循環になってしまいます。
お胸の状態にもよりますが、搾乳するとしても、少し軽くなる程度までで抑えましょう。
片側授乳
母乳の分泌を抑えるための方法があります。
1.まず、3時間は左右どちらかだけ授乳をします。
例えば、0~3時までは右の乳房だけ授乳
2.次の3時間はもう片方の乳房だけ授乳をします。
そのあと、3~6時までは左の乳房だけ授乳
3.24時間、交互に1と2を繰り返します。
4.授乳していない乳房が張ってどうしても痛いときは、少し楽になるくらいまで搾乳をします。ここで、搾りすぎないこと!
5.授乳のあとは、軽く冷やしましょう。
約1週間程度で徐々に母乳の分泌が落ち着いてきます。
実は、母乳の成分の中に母乳分泌を抑えるたんぱく質が含まれています。
その効果で、乳房の中に母乳がしばらく残っていると、少しずつ母乳の分泌を減らしてくれるんですね。
片側授乳の時間は、授乳の回数、母乳分泌の状態によって調整します。
あまりにも長時間母乳が滞ると、乳腺炎になる可能性もあります。
一度、母乳育児に詳しい助産師に相談してみてください。
みなさまの授乳が少しでもラクに、楽しくなりますように
あなたの乳房の状態や赤ちゃんの飲み方をみて、あなたに合った方法をアドバイスします!
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