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【お悩み解決】痛い!!授乳中の乳頭の傷の対処法

2018.12/18

すっかり冬らしい寒さになりましたね。

冬になると、乳腺炎の相談が増える気がします。

 

以前書いた記事を貼っておきますね。

クリック乳腺炎の対処法はこちらです!

 

 

今日は、産後のママの悩みで断トツ多い

乳頭の傷

について、お悩み解決です!

 

出産後間もないママから相談されるのは圧倒的に

「乳頭が痛い」

「乳頭に傷ができた」

というものです。

 

 

最近、赤ちゃん訪問に伺った初産婦さんも

乳頭の傷に悩んでいらっしゃいました。

 

 

「入院中から、授乳が上手くいかず、

やっと吸えるようになってきたところです。

しかし、乳頭にできた傷がひどくなり、

授乳が苦痛です・・・涙」

 

 

授乳の様子を見せていただくと、

乳首がざっくりと切れていて、

赤ちゃんにおっぱいを吸わせる時に

恐怖でパッと身を引いてしまうほどでした。

 

 

実は、里帰り先の病院でも、

母乳外来に相談していたそうです。

助産師さんに手伝ってもらい、

授乳ができるようになったそう。

でも、お家でやってみると、上手くいかず。

どうしても浅飲みになってしまい、

激痛のまま、授乳を続けていました。

 

その場で、助産師さんに手伝ってもらえば、

もちろんできますよね。

お家に帰った時に、

ママがひとりでもできるようにすることが

とても大切なんです。

初めは手取り足取り教えていても、

最後は自分でできるのを見守る。

実践できるようになれば、

その後は自分で考えてできるようになり、

自信にもつながります。

なんだか、育児にも通じるところがあるかもしれませんね。

 

 

ひとまず、今の症状への対処法として

4つ提案しました。

 

1.乳頭に母乳を塗る

 

2.乳頭にラノリンを塗る

 

 

 

 

3.傷が治るまでは、授乳をお休みする

その間は搾乳をして、赤ちゃんに与える

 

 

4.ハイドロジェルパッドを使う

 

 

 

1.2は傷が浅い段階だと改善されますが、

深い傷だとすぐには治りません。

 

ママの気持ちを聞いたところ、

こんなに深い傷が治るのか心配

赤ちゃんは可愛いのに、

授乳の時間が辛くなってしまった、と。

 

よく話をして。

3のように、傷が治るまで授乳を休み、

4のハイドロジェルパッドを使って

傷のケアをしてみよう

ということになりました。

 

ただ、根本の原因が解決されないと、

結局また同じことが起こってしまいます。

 

乳頭に傷ができる主な原因は

 

浅くくわえさせている

授乳の姿勢が良くない

これです上矢印

 

 

授乳しているところを見せていただくと、

授乳クッションが赤ちゃんの重みで沈み、

ママが少し前かがみになるような状態で

飲ませていらっしゃいました。

 

これでは、初めは深く吸えていても、

そのうち、チュッチュッというような音がして、

浅飲みになってしまいます。

 

授乳クッションを買い替えるのは大変なので、

授乳クッションの下に枕を入れて、

赤ちゃんが沈まないようにしました。

 

それから、

おっぱいに吸着したあと、

タオルを赤ちゃんの頭の下に入れ、

乳頭と赤ちゃんの口の高さが

ずれないようにします。

 

これだけでも、

授乳中の痛みがずいぶん楽になった、

とおっしゃっていました。

 

 

赤ちゃんを想うママの気持ちが伝わってきました。

痛くない授乳ができれば、授乳が楽しい時間になりますね!

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